失業や買い物によるオーバーローンなどで返済ができなくなってしまうケースがよくあります。
責任感の強い人ほど、「いつかは返せる」「絶対返さなきゃ」という思いから借金問題を深刻な問題までエスカレートさせてしまうことが多いです。
借金問題でやってはいけないこと
自転車操業で問題を先延ばしにする
返済金が足りなく、または支払いできなくて「ほんの一回だけ」とか「なんとかなる」という思いで、更に借りてしまうケースです。返済金を新たな借金で返すというケースで、この時点でもう破綻するまで秒読み段階に入ったことになります。
一時的にでもこれは絶対やってはいけません。
他から借りて返済にあてても、約半分は利息の支払いなので元本はあまり減らず、借金の合計金額は増えていきます。
借金を借金で返すというのは、いわゆる一滴も汗をかいてないお金なので減るわけがないのです。それを返済できてると勘違いしたまま続けていると、手がつけられない深刻な状態になってしまいます。
誰にも相談しないで一人で悩む
「怒られる」かもしれない、または「お金にだらしがない」と思われるかもしれないという理由で周りの人に借金の問題を秘密にしたがる傾向が強いです。
しかし「いつかは返済できる」と根拠なく借金を増やしつづける人が多く、誰にも相談しないで一人で悩むのは危険です。
手遅れになる前に相談しましょう。
借金問題を相談する
家族や兄弟などに相談する
身近な人に秘密を打ち明けるのは心情的にキツいかもしれませんが、ここはグッとこらえて相談してみましょう。もし全額借金を肩代わりしてもらえたら、利息分が助かります。
公的機関などに相談する
法テラス
法テラスは国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。もちろん借金の問題にも相談にのってもらえます。
独立行政法人 国民生活センター
国民生活センターでも多重債務など借金の悩み相談を受け付けています。
全国銀行協会
借り入れが銀行からあり、例えば事情によって住宅ローンが返せないとかカードローンが返せない場合に相談にのってもらえます。
公益財団法人 JCCO(日本クレジットカウンセリング協会)
借入先が全てクレジットカードや消費者ローンの場合はこちらに相談が可能です。
借金問題を改善する方法
債務整理で減免または免除してもらう
すでに返済が滞ってる場合はすぐに債務整理の相談に行ったほうがよいでしょう。
相談する相手は、上にある「法テラス」や近所などの法律事務所や弁護士事務所になります。無料相談に応じる事務所もあります。
副業してなんとか完済する
毎月の返済金に値するだけの給与を稼げる副業をはじめて最後まで完済する方法です。返済金のための副業ですから安定したパートなどが良いでしょう。しかし働き先の会社やお店の都合で時間を減らされたり辞めさせられたりというリスクが伴います。また完済まで時間がかかりますので、自身が病気や怪我をすると休業し返済できなくなるというリスクもひそんでいます.
持ち物を売って完済する
もし、家財や車、貴金属品などを売って借金を全て終わらせられるのなら、Amazonやメルカリなど買ってくれる人を探すとよいでしょう。しかしながら、売れるまで時間がかかる場合もありますし、希望していた金額より大幅に安くなってしまう場合があり、借金総額に届かない場合があるので気をつけたほうが良いでしょう。
まとめ
「時は金なり」という金言がありますが、悩んでる時間が長ければ長いほど利子も膨れ上がってしまいます。
まずは相談して、正しい解決策を知り、改善に向けた行動をおすすめします。